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相談支援事業所のご紹介「ソーシャルアクションに必要なメゾレベルとマクロレベルの仕組み」

ソーシャルアクションを相談支援専門員の業務として位置づけていくためには、相談支援専門員個人の気づきや資質に期待するだけではなく、相談支援専門員が相互に資質を高め あうための個別支援会議やグループスーパービジョン等の場を保障していく必要がある。 これは、個別ケースへの関わりというミクロなレベルの業務を、社会資源の改善・開発という マクロなレベルの業務につなぐための、相談支援専門員のメゾレベルのネットワークとして位置 付けられるものである。

また、マクロレベルのソーシャルアクションにおいて、自立支援協議会が重要な場となります。 ミクロなレベルで抽出された当事者の課題解決に向けて関係機関が支援体制を構築して活動し ている地域は、地域連携(ネットワーク)の良好な地域だ。その核となるのが相談支援専門員の活動であり、個別ケースへの関わりから整理した地域課題を自分だけの情報にしないことが重要だ。日常活動を地域に開示して、地域全体が同じレベルの課題意識を持てる環境を作るよう 努めなければならない。自立支援協議会へ活動報告することは、地域で暮らす当事者の生活課 題を地域化することにつながると実感している。

地域での中立・公平性が担保されれば、相談支援専門員の活動成果である地域評価が、単なる一事業所の評価ではなく地域の評価として認識される。この評価の上に立って、日常業務からみえてきた地域の「強み」「弱み」を地域関係者に報告し、地域の「弱み」である課題を解決するための提案を行わなければならない。自立支援協議会は課題解決に向けた提案機会として最も ふさわしい場である。

相談が蓄積されるのに伴い地域の課題も蓄積される。蓄積された地域課題は、自立支援協議会において解決に向けた取り組みが生まれるよう、相談支援専門員は活動評価を地域に周知し、「弱み」の部分の解決に向け提案することが大切だ。 また、このような相談支援専門員の活動を推進し、課題の抽出や優先順位の見極め等を行い、実際のソーシャルアクションの方法、方針を決定していくエンジンとなる組織(自立支援協議会 事務局会議、自立支援協議会運営委員会等)を自立支援協議会に位置づけていくことが最重要課題だ。

P.S 先週近い人に「なんで今の立場から退くの?」って聞かれた。それは、”自分が支援する子供たちに、より長く接していたいから”。未就学、小学校、中学校、高校、大学、就労、心を開いてくれる子供たちの年齢や環境に関係なく自分がずーと仕事を通して一緒に考えていける。そう考えるとがぜんワクワクしてくる。嬉しいんです。

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