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障がい児、障害者支援の基本的視線

ぶっちゃけ、自宅のパソコンは調子おかしいし、泣きそうである。まあまだ当事者と家族の相談に乗れるので精神力的には余裕ありだ。今日は社会福祉の仕事と現場のお話しである。

社会福祉の仕事・現場には、科学的な視点が欠かせません。科学といえば「理科系」を 連想される方も大勢いらっしゃると思います。でも科学は、化学や物理や数学などの世界 にとどまるものではありません。社会福祉は、生身の人間を相手にしているからこそ科学 的な視点が求められるのです。 そしてそれは、二重の意味を持っています。

第一は、人間そのものを科学的にとらえるということです。 動物でもある人間は、周りの様々な自然や社会とのかかわりで生きています。なぜ人間は 人間として、他の動物から区別されるのかを科学的にとらえることを通して、はじめて「人 間らしいくらし」とか「人間らしい生き方」とかの価値を問うことができます。また、人 間がこの世に生を受けてその生を全うするまでの間の、成長や発達についても、一体それ らの変化が何によって導き出されているのかを科学的にとらえることは、人類全体のこれ からの発展にとっても大切なことです。

第二は、人間が形成する社会を科学的にとらえるということです。私たちが日々身を置 いている「社会福祉」ということばには、「社会」という文字がつかわれています。この「社 会」というものの成り立ちを科学的にとらえることが大切です。 ひと昔前までは、障害を個人の問題に押し込め、社会は何の手助けも行いませんでした。 でも、障害への科学的な知見が広がるにつれ、障害は自己責任ではないという認識が広が り、障害福祉制度が拡充しました。また、「イエ」などの血縁集団の解体と核家族化などの 社会状況の変化も、そうした変化を後押しする要因ともなりました。このように社会の変 化や発展を科学的にとらえ、社会福祉の課題を社会的問題として把握することを通して、 みなさんの仕事や現場が担っている役割と発展方向を正しくとらえることができる。

こうした科学的な視点は、一朝一夕に身につくものではありません。先輩諸氏がそうで あったように、実践と議論の積み上げ、そして人間や社会に関わる諸科学の学習の積み上 げによって、身についていくものです。

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